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和名:オオバナノエンレイソウ【大花延齢草】
別名:
英名:
学名:Trillium camschatcense
分類:シュロソウ科 エンレイソウ属
性状:草丈20cm〜40cmの多年草
花期:5月〜6月
分布:北海道、本州北部。低山から亜高山の湿地、平地の草原、明るい森林内 
コメント:他のエンレイソウ属の仲間と比べて、大きな白い花を付ける。白い花弁が3枚、がく片も3枚、葉っぱも3枚、雄しべは6個(3×2)、とても「3」にこだわりを持っている。エンレイソウの仲間はすべて開花までに10〜15年を要する。その後、最低でも10年間ほぼ毎年花を咲かせるといわれていることから推測し、 1個の種子が芽吹いてから枯死するまでの寿命は20〜50年であろうと考えられている。

  
撮影地:礼文島
撮影日:2025年5月27日(火)
カメラ:NIKON Df
レンズ:AF-S NIKKOR 50mm F1.8
絞 り:F5 シャッター:1/500秒 ISO:1600


エンレイソウ
2005年5月28日(土) 平標山(新潟県側) NIKON D70
和名:エンレイソウ【延齢草】
別名:アメフリボタン、ヤマソバ、タチアオイ
英名:Wake robin
学名:Trillium smallii Maxim.
分類:シュロソウ科エンレイソウ属
性状:草丈15cm〜40cmの多年草 、地下に大きな塊茎がある。
花期:4月〜6月
分布:北海道、本州、九州
コメント:山地のやや湿り気のある林の中に生える多年草。広卵形の大きな葉が3枚輪生する。その上に横向きにひとつ咲く直径3〜4cmの黒紫色の地味な花も花弁(本当は蕚)が3つ、雄しべの数も6つと、すべてが3の倍数で構成されている。雌しべは1つだが先が3つに裂ける。早春の森の木陰に咲くが、その頃はまだ花も少なく、草もあまり茂っていないので、地味でもよく目立つ。花に見えるのは、蕚(外花被)で、花弁(内花被)は普通はない。咲きはじめの花の色は緑色だが、やがて黒紫色から茶色まで、個体差が現れる。