リンドウ属の花

タテヤマリンドウ 2019年7月31日(水) 立山
NIKON Df Nikkor18-55mm F11,1/250秒 露出制御:Manual ISO:640 露出補正:+1/3 現像:Nikon-ViewNX-i

和名:タテヤマリンドウ【立山竜胆】
別名:コミヤマリンドウ
英名:
学名:Gentiana thunbergii var. minor
分類:リンドウ科リンドウ属、ハルリンドウの高山型変種
性状:山野の日当たりの良い場所に生える小さな2年草
花期:6〜8月
分布:北海道、本州の中部以北の日本海側に分布し、高山や亜高山の湿原や湿り気のある場所に自生する。
コメント:高さは10cmくらいになる。茎につく葉は対生し、幅3mm、長さ7mmほどの披針形で茎に寄り添う。花期にも根元に卵形の根出葉が残る。花は、漏斗状の淡青紫色で、茎の上部に1個、上向きにつける。花は日があたっている時だけ開き、曇天、雨天時は、筆先の形をした蕾状態になって閉じている。白花の種をシロバナタテヤマリンドウという。



タテヤマリンドウ 2019年7月30日(火) 別山(立山)
NIKON Df Nikkor18-55mm F11,1/250秒 露出制御:Manual ISO:900 露出補正:-1/6 現像:Nikon-ViewNX-i

タテヤマリンドウ(白) 2019年7月31日(水) 立山
NIKON Df Nikkor18-55mm F11,1/250秒 露出制御:Manual ISO:1250 露出補正:+2/3 現像:Nikon-ViewNX-i



2006年7月22日(土) 田代山(福島県) NIKON D70


2006年7月30日 八方尾根(北アルプス) NIKON D70


 フデリンドウ

 2005年5月29日(日) 平標山(新潟県側) NIKON D70

和名:フデリンドウ【筆竜胆】
別名:
英名:
学名:Gentiana zollingeri
分類:リンドウ科リンドウ属
性状:山野の日当たりの良い場所に生える小さな2年草
花期:4〜5月
分布:北海道、本州、四国、九州
コメント:秋の代表的な花の一つにリンドウがあるが、本種は春に咲く。青紫色の花は葉と比べてとても大きく美しい。和名はつぼみの形が筆の穂先を思わせることからつけられた。よく似たハルリンドウとは根生葉の大きさで区別する。本種の根生葉は小さくロゼット状にならない。また生えている環境も違い、ハルリンドウはやや湿った土地に生える



トウヤクリンドウ

2001年8月 宝剣岳(中央アルプス) フジ Fine Pix 6900Z


2000年8月 爺ヶ岳(北アルプス) フジ TX-1 SuperEBCフジノン40mm

和名:トウヤクリンドウ【当薬竜胆】
別名:
英名:Snow gentian
学名:Gentiana algida
分類:リンドウ科リンドウ属
性状:草丈10〜15cmの多年草
花期:8〜9月
分布:本州中部地方以北の高山帯の草地や風衝地
コメント:高山植物の中では、花期の遅い花の一種で、山に秋を告げる花。リンドウでは本種だけがクリーム色。青緑色の斑点が沢山ある。細長い根生葉があり、夏の終わりに2〜3個ずつ頂茎に花をつける。日が射さないと花を開かない。全草が苦く、当薬の別名を持つセンブリと同じく胃の薬として珍重され乱獲されたという。リンドウの仲間は猛烈な苦さがあるため、竜の胆と書く。