和名:ヒトリシズカ【一人静】
別名:ヨシノシズカ【吉野静】
英名:
学名:Chloranthus japonicus
分類:センリョウ科 センリョウ属
性状:林の中や湿った木陰に生える草丈20cmほどの多年草。
花期:4月〜5月
分布:北海道、本州、四国、九州
コメント:紅紫色の茎の先端に光沢のある濃い緑色の葉を4枚輪生状につける。楕円形の葉には鋭い鋸歯があるが、この葉が開ききる前に穂状花序を伸ばし、ブラシのような白い花をつける。枯れた林床に数本がまとまって白い花を咲かせているさまは、なかなか雅やかである。この白い花のように見える部分、じつは雄しべの集まりで、花弁も萼もない、かなり変わった造りの花である。清楚でもの静かな姿を、義経を偲びつつ頼朝の前で舞いを舞った悲劇の愛妾・静御前の姿に喩えてヒトリシズカの名前がつけられたという。 |
2025年5月27日(火)礼文島(北海道)NIKON Df 2008年4月20日(日)根本山(群馬県)NIKON D70 |
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